”マジンガーZ”と玩具”超合金”
「マジンガーZ」(1972年~放送)漫画家:永井豪によって生み出された巨大ロボット「マジンガーZ」が活躍する、いわゆる勧善懲悪ロボットプロレス物。誰しもが知る、その後のロボットアニメの発展に大きな影響を与えたスパロボの祖である。ナゼそう言い切れるかというと、主題歌のなかでスーパーロボット、マジンガーZ~♪と謡いきっているから、間違いない。
特筆すべき設定:”ジャパニウム”と呼ばれる国産出土由来「超合金Z」の装甲で全身を固めたスーパーロボットがマジンガーZである。
一方、「超合金」は、玩具メーカー、ポピーが製造・販売する、ダイカスト製玩具シリーズ。「マジンガーZ」の登場によって、初めて合金製の玩具が開発され、発売されるに至った。
ダイカスト・・つまり亜鉛合金の化学記号は「Zn」。このあたり、神はからいを感じるのは私だけだろうか?それともハナっから玩具事業も想定しての計画だったのか?この頃は玩具メーカー主導での体制で番組をつくる仕組みは確立していなかった時代と認識しているが、だとしたら、よくできている!デキ過ぎじゃネ?
ともかく当時、玩具を掌中にした子どもたちはTVの中で活躍するマジンガーZを自分自身が操作しているような気分になり、玩具は盛大な人気を博したのである。ポピーはマジンガーZの超合金製の玩具を多数製造し、シリーズは定番化した。
ロケットパンチの発射ギミックは超合金の伝統工芸としてマジンガー以外のキャラクターにも大いに受け継がれ、搭載されていたフシがある。個人的に私は子供心にも「余計な事すんな」と思っていたが、「超合金」シリーズ自体は独特の金属の重量感があることや、細部まで忠実に再現されていることから、高い評価を得、現在でもコレクターアイテムとなっている。
「マジンガーZ」の最初期の超合金など、レアものは正にお宝。
あれほどの人気で売り上げを博し相当数出回ったであろう、金属素材でそれなりに耐久性も期待できる筈の製品が何故レアになってしまったか?・・・母親が知らぬ間に勝手に処分してしまうケース・・・あるあるである。未来を見通す先見性を持つに至らぬ人間の性の哀しさというものをこんなシチュエーションに見出すてのもなんだが。
「これがウワサの超合金?」への2件の返信
マジンガーZの玩具超合金は良いね。しかし同時期に発売されていたプラモデルはどうかな?モーターで歩行させる為にフォルムを犠牲にして不恰好だ。それでもパイルダー号をジョイントさせると動く仕組みなので、パイルダーオンと叫んで遊んでいた。
あった!あった。バンダイから発売されていた小松崎茂画伯のボックスアートのプラモデルですな。両足が電池ボックスを兼ねているため、形状が箱型になってるんですな。懐かしいな、それ私も作りました。たしか、単2の電池をそれぞれ足に納めて、期待と不安をもってパイルダーオン(スイッチオン)・・・残念ながら組み立て精度不足の為、不動。という苦い記憶が甦る。