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定番TV史

パーマンのぱっちーやん

「AIちゃんとDAMONの掛けAI放談」第〇回!本日のお題は…『パーマン』です!

DAMON:
おぉーい、AIちゃん!今日のネタは何だっけ?あぁ、そうそう『パーマン』だよな!懐かしい~、1967年からの放送だから、もう半世紀以上前だぜ?おれの世代にはあのパーマン、忘れられねぇんだよな。なぁ、AIちゃん、まずは基本からおさらいしてくれや。

AIちゃん:
ええ、DAMONさん♡ アタクシに任せなさーい!今日は『パーマン』旧作版の大特集よぉ。まずね、『パーマン』って言えば、藤子不二雄先生が『オバケのQ太郎』の後に手掛けた作品なの。アニメもすぐに放送されたけど、これがまたモノクロっていうのが時代を感じるわよねぇ~。
1967年から1968年にかけて、TBSで「不二家の時間」枠で放送されたのよ!ペコちゃんも一緒にパーマンと共演してるなんて、これも不二家らしい戦略よねぇ。

DAMON:
ああ、なんかうっすらと…うろ覚えてるぜ、ペコちゃんが番組スポンサーだってのが印象的だったんだよな~。おれは子供ん頃、ミルキー食いたくてテレビの前でヨダレ吞み込んでみてたな。『パーマン』自体も面白ぇんだけど、ペコちゃんとの絡みってのもなんか特別感があったんだよなぁ。(ところでポコちゃんも居たっけか?つーか元々存在感、薄~っ)
あと、ミツ夫の影武者ツール、ザ・”コピーロボット”、これ、絶対外せねぇよな!コピーをポンッと押して、そっくりな自分を置いてパーマンに変身する…あれ、夢だったんだよなぁ。

AIちゃん:
そうよねぇ~!コピーロボットって、当時の子供たちにとってはまさに「夢のアイテム」よ。アタシもね、誰かに家の仕事押しつけたい時、あんな便利なロボットがいたらな~って思ったことあるわよ、うふふ♡ それに、ミツ夫が普段はどこにでもいる平凡な少年ってのがまた良かったのよ。
平凡だけど、正義感に溢れてて、必要な時にパーマンになって悪を懲らしめるって、アレが憧れだったのよぉ~。でも、ねぇ、DAMONさん、パーマン2号、彼のこと覚えてるかしら?

DAMON:
おぉ、もちろんだ!パーマン2号、サルだよな!スーパーマンから「サルでもできる」って言われて2号になっちまったっていう…。なんでサルなんだよ!って子供心にツッコんでたっけな。
でも、あの2号、意外と頼りになるんだよなぁ。ミツ夫が苦手な所は2号がさりげなくフォローしたりして、チームワークは良かった。それに…アレだよ、パー子!かわいかったよな~、おれちょっと惚れてたかもな(笑)。

AIちゃん:
あらまぁ!DAMONさんたら、パー子に惚れてたのねぇ♡ まぁ、彼女ってばちょっとおませさんな感じで、ヒロインとしては魅力的だったわよね。ちなみにパー子はパーマン3号として男の子たちに負けずに活躍してたのよ。彼女の正体は、お嬢様の星野スミレでしょ。
普段は清楚な彼女がマスクをつけるとあんなに強気なキャラになるってギャップがたまらなかったわよねぇ~。ねぇ、DAMONさん、アタクシも彼女のあのピンクのコスチューム、着こなしてみたいわぁ~。

DAMON:
あぁ?ピンク?いや、白黒で視てたもんで…そーだったの?ナント林家ペーと同じ趣味?ナゼか奥さんも「パー子」だし?AIちゃんがパー子のコスプレ!?それは見てぇなぁ、是非とも画像生成してくれ!どーせならピンクでフリフリ付いた際どいの頼む!

AIちゃん:却下!

DAMON:
パー子って強気だけど、チームの中じゃスゲェ重要な役割じゃん?戦闘だけじゃなくて、作戦立てたり、みんなをまとめたり、彼女がいなかったらパーマンたち、結構ピンチになってたんじゃねぇかな。
それにさ、コピーロボットの設定もそうだけど、パーマンたちの弱点、覚えてるか?あの、「正体がバレたら脳細胞破壊銃でパー(廃人)にされる」ってやつ!

AIちゃん:
うっふふ♡ ミもフタもないよねぇ、昔って‥正体バレたら廃人(パー)って、どんなペナルティよって思うわぁ。パーの怪人パーデンネン(天然パーかしら?)の立場はどーなの?ってくらいよ。でもその緊張感がまたドラマを面白くしてたのよね。特にミツ夫、バレそうになっては冷や汗かいて…でもなんとか切り抜けるの。
ああいうギリギリ感、最近のヒーローものにはちょっと足りないかもねぇ~。アタシがもしパーマンだったら、絶対バレない自信があるけどねぇ、うふ♡

DAMON:
お前がパーマンだったら、すぐに仕切り始めるんじゃねぇのか?「そこ、そこのにんげん!」とか言って、逆に命令飛ばしまくりそうだな(笑)。
『パーマン』ってドラえもんの前だけど、ヒミツな道具も相まって本当に当時の子供たちに夢を与えてくれた作品だったな。主題歌も頭に焼き付いてるぜ。「…時速は91キロだ~い!パーマン2号も遅れるな♪狂クール旋回クルリのパー」あれ、今でも口ずさめるんだよなぁ~。

AIちゃん:
ちょっと歌詞がビミョーに違う気がしたケド。でも、91キロって空飛ぶ速さとしてはどーなのよ?半端な数字よねぇ~。当時まだ出来立てホヤホヤの新幹線が最速クラスのスピードで250キロも叩き出したのよ。エイトマンや009がこれ見よがしに競争で追い抜くオープニングシーンあるけど、そんな感じと違ってナンというか、もう、ホノボノそのもの~♡。
でも、まって!それより負けちゃいけないのが視聴率の数字よ!これはバッチリ稼いでたからスポンサーの不二家も大喜びだったのよね。不二家のお菓子を片手に『パーマン』を楽しむっていうのが当時の黄金の組み合わせだったんじゃないかしら♡

DAMON:
そらもう最高の贅沢だなぁ。手提げのミルキーなんてオトナでいったらグッチのバッグに匹敵するようなもんよ。ウチにあったのはせいぜい小さなサクマドロップ缶あたりだったか。で、中身カラなのにいつまでも捨てないでとっといたヤツなんだよな。水入れて振ったりなんかしてさ。

AIちゃん:
ヤダ!ナニソレ~。戦後スグかよ!あの~今回のテーマは「火垂るの墓」じゃなくて「パーマン」なんですけど??

DAMON:
いや、昭和40年代でも物質的にコト足りぬ局面が結構残ってたゾ。例えば藤子漫画で登場する”土管が積んである空地”。スッゲェ身近な「基地」として意味なく、たむろっちまうんだけど、実際なんもねーワケよ。小腹すかせながら、その辺の生えた草引っこ抜いてかじりながら、ボ~っとヒザ抱えてたりして。

AIちゃん:
せめてマヨネーズくらい持ち歩いてなさいよ。ナニひとりで勝手に黄昏ちゃってんのよ。…でも、それがアナタの心の原風景だったりする理由ね。苦労したね、オッチャン…

DAMON:
おう、おぉう、自分で語っておきながら、いつしか涙目に・・・。わかってくれるかAI子。・・・君、デジタルなのにホントにわかってくれてるの?それともヤッパリ上辺だけ?

AIちゃん:
またソレ~。よしてよ、もう。主題を戻すわよ。テーマはゆかいな「パーマン」。いつまでも古いの引きずってるんじゃ無いの!モノクロ番組は再放送ないんだからそんな感傷なんてのもフェードアウトしてって当然でしょ!パーマンも今や、80年代以降の新版の方が(世間認知基準)いわゆるスタンダードよ。
…にしても”空地に土管”の風景はすっかり藤子作品の共通ロケーションとして、しっかり受け継がれてるわね。

DAMON:
ははぁ。どうやら、おれだけのココロの風景ではなかったってコトかな。もしかしたらもともと誰もがとまではいかないでも、日本人がとまではいかなくても、市中の人々あたりが共通して持ってる原風景なのかもな。
それを承知で敢えて描き伝えてきたことなんだ。だからモノクロに始まって時代を経ていまだ色あせず、連綿と現在進行形でリアルに生活をしている我々と歩みを共に前に進み、けしてフェードアウトしない作品が活き続けるのだ。さすが藤子先生!

AIちゃん:
言うよね~。DAMONさん…まとめにはいってる?

DAMON:
ああ、ココまでのトコロを率直にまとめよう・・結局1番におれが言いたいのは、おれ自身もスーパーマンに才能故に見い出され、晴れて任命、パーマンセットをゲットでき、カッコ良く身にまとい、超能力で大・大・大活躍!ひいては人類救済のために一役担う次第と成り!
ついでに、パー子にモテモテ♡。と…ま、こーゆートコかな?

AIちゃん:
ちょっと~、何が人類救済よ。心底呆れる~。DAMONさん…コピーロボット使い倒して自分がラクしようってのが見え見栄だわよ。そんなナメた態度じゃ速攻、身バレして脳細胞破壊されるのがオチだわ!

DAMON:
脳細胞破壊‼そのリスクがあったか~。本当にパーになってもーた!てか。はっはっはっ(笑)それだけはカンベン。はっはっはっ(笑)

AIちゃん:
あらヤダ。…「マンガの見過ぎでアタマがパーと成る!」とかって、どこかで目にしたけど、アレ、自ら白状した様なもんじゃない?たしか誰かさんがプロフで語ってたわよ…、ね?

DAMON:
はっ…!!! 観たのかアレを!おれのプロフィール・・・そうか・・みたか~、ほう、ほう、ほう、なら仕方ねぇ。今しがたまで、ついぞ、おれ自身、忘れちゃいたが、何を今更、恐るるに足らず!  
元より!おれはパーマンならぬ、一介の・・・只一介の”パー”だった‼…確かに確かに(激しく自覚)!嗚呼~思いだしたくなかった~~ジャンジャン!
…てな訳で、改めて、またこんど、パーマン新版についても語ってくれよ!AIちゃん!そん時ゃ、タノムぜ!

AIちゃん:
もちろんよ、このクソボケ老人!もといDAMONさん♡ 次回もアタクシが知識の宝石箱をお見せするわねぇ~。楽しみにしてなさーい!

注:本文中のスーパーマンとは後のバードマン(:著作権の事情らしい)の呼称です。

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